家族信託は資産家じゃないと利用できないですか？

民事信託（家族信託）に関して、次のような質問を受けることが多々あります。

家族信託は資産家が利用する制度ですよね？

家族信託は一般家庭には無関係ですよね？

しかし、家族信託は一般のご家庭でも利用ができますし、むしろ弊所では一般のご家庭の方の案件が圧倒的に多いです。 

なぜなら、家族信託は、認知症対策（資産凍結回避）や親なき後対策などの財産管理に特化した制度であり、どなたにでも起きうる悩みを解決する１つの手段（生前対策）だからです。 

☑認知症になったら自宅を売却するのに後見制度を使わないといけないから備えておきたい 

☑自分が死んでしまった後の障がいのある子どものことが心配 

☑財産の管理が大変になってきたので子供に任せたい 

☑遺言では実現できない二次相続以降の資産承継先を決めたい 

 このようなお悩みはどのご家庭にでもあり得る話です。 

資産家にとって家族信託は、大規模な資産の効率的な管理や税負担の軽減、資産の保護などの利用方法がありますが、うちはそんなに資産がないから家族信託が利用できないかもしれないと悩む必要はありません。 

生前の相続対策、死後の資産承継についてご興味があるのであればどなたでも家族信託を検討してもいいと思います。 

もちろん、実際に家族信託を利用するよりも、任意後見や生前贈与、遺言書の作成などの他の制度の方が適している場合も多くあります。 

弊所では各制度を比較しながらお客様の希望に適した制度はなにかをしっかりと見極め、ご納得のいく方針を提案させていただきます。
ぜひお気軽にご相談ください。

家族信託にご興味のある方は弊所が運営している【民事信託・家族信託のまちたま相談所】のHPもご覧ください。